授業で体を動かすゲーム:パソコンのカメラで遊ぶブレインブレイク

体を動かしながら復習もできるゲーム。ポーズや空中の手で答え、パソコンのWebカメラがそれを見ます。インストール不要、どの授業でも使えて無料。

ゲームを作る既製のゲームを見る

授業の途中で、数分だけ立ち上がって体を動かしてから学習に戻る。海外では「ブレインブレイク」と呼ばれる時間です。よくあるのはダンス動画で、みんなで3分ほど動きをまねして、また座ります。効果はありますが、子どもたちは何も答えませんし、その日の授業とも関係がありません。

Olyは、この時間を復習ゲームに変えます。2人の生徒が大画面の前に立ち、体で答えます。正しい答えのポーズをとったり、空中の手でカードにタッチしたりドラッグしたりします。それを見ているのは、大画面につないだパソコンのWebカメラです。ほかの生徒はチームに分かれて応援し、いっしょにポーズをまねします。必要なのは、ノートパソコンかUSBのWebカメラ、プロジェクターかテレビ、そしてリモコンになる先生のスマホだけです。

リスニング問題のオリーがいうよ:チーム1(赤)とチーム2(黄)にそれぞれ、フクロウ、クジラ、カンガルー、シマウマのカードが4枚。どのカードにも「Hands up!」「Arms out!」などのポーズをとる小さな人形が描かれています。チーム2の「Hands up!」のカンガルーのカードは灰色になり赤い×がついています。隅の小さなカメラ映像には、体に色の線が重なった大人2人と「Stays on this computer」の文字
チーム2はカンガルーを選んで不正解。そちら側はしばらく止まります。隅の映像はカメラに見えているものです。

体を動かす時間が役に立つ理由

研究を持ち出すまでもなく、先生ならご存じのとおりです。20分座っていると教室はそわそわしはじめ、少し体を動かすと集中が戻ってきます。体を動かすことは英語の授業とも相性がよく、TPR(Total Physical Response、全身反応教授法)では昔から動作を使って単語を覚えます。「hands up」「arms out」のような教室英語は、実際にやってみるのがいちばんの近道です。

カメラが加えるのは、動きながら考える理由です。ポーズは正しい答えのものでないと数えられないので、まず読む、聞く、計算する必要があります。短い休憩のまま、授業の一部にもなります。

用意するもの

  • 教室に向いたカメラつきのパソコン。 ノートパソコンの内蔵カメラで十分です。画面の上にUSBのWebカメラを置いてもかまいません。
  • 大きな画面: プロジェクター、テレビ、電子黒板。タッチ対応でなくても大丈夫です。
  • 画面の前のスペース: 手で遊ぶゲームは1〜3 mほど、オリーがいうよは2〜3 mほど。
  • 新しいブラウザ と、あまり古くないパソコン。グラフィック機能があると快適です。古いパソコンでも、少しゆっくりになりますが動きます。
  • インストールは不要。 カメラをオンにするとブラウザに必要なモデルが読み込まれ、ブラウザが一度だけ許可を求めます。

生徒の端末はいりません。リモコンは先生のスマホで、それもなくてもかまいません。

カメラを使う6つのゲーム

カメラの設定があるのは6つのゲームです。オリーがいうよでは最初からオン、ほかの5つは先生がオンにするまでオフです。

ゲームカメラでの遊び方使える問題セット
オリーがいうよ全身で、正しい答えのポーズをキープ(両手を上げる、片手を上げる、両手を横に広げる、頭に手をのせる、手を合わせる)どのセットでも
ことばタッチ正しいカードの上で手を止めてタッチどのセットでも
文ならべレース単語の上で手を止めて、文をならべる英語のセット
ペアあわせ手をにぎってカードを持ち、手を開いてペアの上に置くどのセットでも
ことばさがし手をにぎって、かくれた単語の上をなぞって囲む英語のセット
おえかきクイズ人さし指を立てて絵をかき、チームが単語を当てるどのセットでも

早さを競う5つのゲームでは、2人が同時に、画面の左右に分かれて、別々のチームとして遊びます。手は1本ずつ別のポインターになるので、おたがいのじゃまになりません。

ラウンド後のことばタッチ:単語は「snake」。右側が先に見つけ、いまは左右どちらにもヘビの絵が緑で表示されている
チーム2が先にヘビにタッチしました。左右どちらにも答えが出て、チーム2に得点が入ります。

カメラの準備

  1. 問題セットを用意する。 ライブラリから開くか、教科書の写真、単語リスト、テーマ、自分の問題からゲームをつくる。
  2. 準備OKページでカメラを使うゲームを選び、チームを決める。
  3. 設定で「カメラ」をオンにする(「空中の手で遊ぶ」または「ポーズで答える」)。ロビーや、ゲーム中の⚙︎ボタンからも変えられます。
  4. カメラを置く。 胸くらいの高さで教室に向け、生徒の顔に光が当たるようにします。生徒の後ろに明るい窓がこないようにしましょう。
  5. スタート。 ブラウザが一度だけカメラの許可を求めます。隅の小さなカメラ映像は、カメラが自分を見ていることを生徒に伝えるためのもので、隠すこともできます。
  6. 2人を前に呼ぶ。 手で遊ぶゲームは画面から1〜3 m、オリーがいうよはカメラから2〜3 m離れて横に並び、腰から上が映るように立ちます。最初の問題の前に、クラス全員で一度ポーズを練習しましょう。

年齢・教科別のアイデア

  • 小学生の英単語(Pre-A1・A1): オリーがいうよでリスニングのセット。オリーが「kangaroo」と言い、生徒は絵を探してそのポーズをします。
  • TPRと教室英語: 5つのポーズそのものが教室英語です。前の2人がポーズをするあいだ、クラス全員でポーズの名前を声に出しましょう。
  • 中高生(A2・B1): 語順は空中の手で文ならべレース、つづりはことばさがし、単語と意味はペアあわせ。
  • かけ算・計算: 「7 × 8」をオリーがいうよかことばタッチで。答えは4つ、それぞれにポーズかカードが1つ。
  • 理科・社会: 選択問題と〇×問題は、オリーがいうよ、ことばタッチ、ペアあわせでクラスの言語のまま遊べます。
  • 一日の終わりに: 空中で指を使うおえかきクイズ。落ち着いて楽しめます。1人がかいて、チームが当てます。

安全に、落ち着いて

  • スペースをあける。 最初の問題の前に、画面の前からかばんやいすをどけておきます。
  • カメラに映るのは2人だけ。 カメラは左右それぞれでいちばん近い生徒を追います。ほかの生徒は自分の席でポーズをまねします。
  • 1問ごとに交代する。 全員に順番が回るようにします。3チーム以上なら、毎問2チームが順番に対戦します。
  • 短く終える。 5〜10分がちょうどいい長さです。12問なら余裕で入ります。
  • 最後はクールダウン。 エフェクトをひかえめにし、手を合わせるようなゆっくりしたポーズで締めくくってから授業に戻ります。
  • 今日はカメラなし? どのゲームでも体を動かす時間にできます。答える人が前の黒板まで出てくる、チーム全員が立って答える、などです。タッチ対応の画面なら、生徒が直接カードにタッチします。

プライバシー

カメラの映像は、先生のパソコンのブラウザの中で、手や体の位置を見つけるためだけに読み取られ、すぐに捨てられます。映像、動画、体のデータがOlyやほかのだれかに送られることはなく、保存されることも、だれかを見分けるために使われることもありません。カメラは先生がオンにするまでオフで、ゲームを閉じるとオフになります。くわしくはプライバシーポリシー(英語)をご覧ください。

よくある質問

体を動かすこれらのゲームは無料ですか?

はい。カメラを使う6つのゲームはすべて無料プランに含まれ、ライブラリのすべてのセットや自分で入力した問題で、最大4チームまで遊べます。無料プランには、AIで作る問題セットが月10個ついています。Oly Proでは最大8チームになり、AIのセットも増えます。

どんなカメラが必要ですか?

大画面につないだパソコンのWebカメラです。ノートパソコンの内蔵カメラか、教室に向けたUSBのWebカメラなら何でもかまいません。特別なモーションカメラや追加の機器はいりません。

プロジェクターやテレビでも使えますか?

はい。カメラはまさにそのためのものです。タッチ対応でないプロジェクターやテレビでも、生徒は空中の手や全身で遊べます。

生徒のプライバシーは大丈夫ですか?

はい。パソコンの外には何も出ません。映像はブラウザの中で読み取られて捨てられ、アップロードも保存もされず、だれかを見分けるためにも使われません。

何人で遊べますか?

クラス全員が2〜4チーム(Proでは最大8チーム)に分かれて遊びます。カメラの前に立つのは、2つのチームから1人ずつの2人で、1問ごとに交代します。

カメラなしでも遊べますか?

はい。設定でカメラをオフにします。タッチ対応の画面なら生徒がカードにタッチし、プロジェクターなら先に答えたチームを先生がスマホで選びます。

何歳から遊べますか?

絵を使ったオリーがいうよとことばタッチは、5歳くらいから楽しめます。ことばさがし、文ならべレース、教科のクイズは、小学校高学年から中学・高校向けです。

1つの画面で遊ぶほかの方法は、プロジェクター・テレビのゲーム、電子黒板ゲーム、児童・生徒の端末がいらない授業ゲームをご覧ください。