2026年10月30日
クラスのチームをすばやく公平に分ける方法
授業ゲームのチームをすばやく公平に分けるコツ。力のバランス、答える人の交代、チーム名、全員を指名できる名簿の使い方。
チーム分けで授業の10分を失ったことは、どの先生にもあるはずです。仲のいい友だちどうしで集まり、いちばんできる2人が同じチームになり、「いつも負けるチーム」の子がいて、全員が座るころにはチャイムが近い。いいチームは完璧である必要はありません。必要なのは、すばやくつくれて、だいたいバランスがとれていて、チームの中の一人ひとりにとって公平であることです。
30秒でできる方法から前もって計画する方法まで、うまくいくやり方と、チームができたあとに話す役を分けあう方法を紹介します。
ルールその1:1分以内にチームをつくる
時間がかかるほど、騒がしさと交渉が増えます。授業に合った方法を1つ選び、それを続けましょう。
- 列や班で。 いちばん速い方法です。「この列がチーム1、この列がチーム2」。だれも動かず、すぐに始められます。机が固定された40人のクラスなら、これが唯一の現実的な方法であることも多いでしょう。
- 番号を言っていく。 教室をまわって「1、2、3、4、1、2…」。となりに座っている友だちどうしが別のチームになります。それがねらいの半分です。そのあと移動してもいいし、席はそのままで自分の番号を覚えておくだけでもかまいません。
- 前もって決めたチーム。 授業の前につくって、黒板やスライドに書いておき、1週間や1単元のあいだ使います。家で5分かければ、毎回の授業で5分節約できます。
- しばらく同じチームで。 毎回チームを変えると公平に感じますが、時間がかかります。2〜3週間同じチームを続ければチームの団結が生まれ、問題も一度直せばすみます。
どの方法でも、はっきり一度だけ伝えて、ゲームを始めましょう。遊びはじめたチームは、交渉をやめます。
目立たないように力をまぜる
バランスのいいチームは、いいゲームになります。点差が小さければ、最後の問題まで全員ががんばります。でも、先生ができる子を「振り分けている」ことに児童・生徒は気づきますし、「振り分けられた」側になりたい子はいません。
さりげなくバランスをとる方法をいくつか:
- 自分のメモから計画する。 クラスをおおまかに(こっそり)順位づけして、トランプを配るように名前を配ります。1番目をチーム1、2番目をチーム2…と配り、最後まで行ったら逆の順で戻ります。順位はだれにも見えません。
- 目立つ問題だけを直す。 列で分けたら一番できる4人が同じチームになってしまった、というときは1人か2人を入れかえます。完璧に分ける必要はなく、毎回勝つチームがなければ十分です。
- 残りはゲームにまかせる。 運の要素があるゲームなら、弱いチームも希望を持てます。ペーパーレースでは最下位の車が1マスではなく2マス進み、タイルめくりでは星やマグネットの箱で1ターンで得点がひっくり返ることもあります。計画だけですべてを解決しなくていいのです。
力の差がとても大きいクラスや、何をしてもチーム分けでもめるクラスなら、負けるチームがないゲームを試してみましょう。うみのタワーでは、すべてのチームが上がってくる海に負けないように同じタワーを建て、クラス全員でいっしょに勝つか負けるかが決まります。
答える人を交代する
バランスのいいチームだけでは足りません。チームの中で、自信のある1人がすべての問題に答え、ほかの子は見ているだけ、ということが起こります。解決はかんたんです。チームで一緒に考え、答えを言うのは指名された1人。その人は毎ターン交代する。
道具はいりません。チームの中で番号をつけて(1〜5)、次の問題で「3番の人!」と呼びます。チームメイトは手伝えますが、答えるのは3番の子だけ。ふだん絶対に手を挙げない子も、自分の番で、チームが耳もとで答えをささやいてくれるなら答えます。
Olyの名簿機能
Olyで遊ぶなら、準備OKページに生徒を指名という設定があります。名簿を1行に1人ずつ貼りつけましょう。ゲームが始まると、Olyが名前をシャッフルしてチームに振り分け、問題カードごとにそのチームで答える子の名前を出します。たとえば「チーム2:さくらさんの番です!」。各チームはメンバー全員を順番にまわるので、だれかが2回目になる前に全員に順番が来ます。
実際に使うときのポイント:
- 振り分けはランダムで、Olyはゲームの前にチーム全体の名簿を表示しません。名前は、その子の番が来たときにカードに出ます。児童・生徒が自分の席から答え、チームは画面上の色にすぎない、というやり方にいちばん合っていて、机が固定された大人数のクラスに向いています。自分でつくった班をチームにしているなら、代わりに番号をつけましょう。
- チームが順番に答えるゲームで使えます(27種類のほとんど)。聞いてタッチのような早い者勝ちのゲームでは、どの子でも画面に走っていけるので、走る子は先生が選びましょう。
- 名簿は先生の端末から出ません。 次回のためにブラウザに保存されますが、ログインしていてもOlyのサーバーには送られません。
チーム名は自分たちで(すばやく)
チーム名は小さなことですが、児童・生徒には大事です。「パンダーズ」というチームは「チーム3」よりも本気になります。でも、名前決めに10分かかって、けんかで終わることもあります。
- 時間を区切る。 「1分で名前を決めてね。決まらなかったらチーム3です」。ほぼ毎回うまくいきます。
- テーマを決める。 動物、惑星、食べもの、今日の授業の単語。テーマがあると早く決まりますし、大画面に出してほしくない名前も避けられます。
- 色を使う。 低学年なら「赤チーム」「青チーム」で満足することも多いです。Olyではどのチームにも最初から自分の色があり、初期設定の名前はチーム1、チーム2…です。
Olyでは、準備OKページかロビーで名前を入力します。ゲームの途中でもっといい名前を思いついたチームがいたら、⚙︎ボタンから変えられます。
チームはいくつにする?
- 2チームはライバル心が強くなりますが、大人数のクラスだと1チーム15〜20人になり、ほとんどの子が待つことになります。つなひきのような短い一騎打ちに向いています。
- 3〜4チームは、20〜30人のクラスにいちばんちょうどいい数です。話し合えるほど少人数で、順番がすぐにまわってくるほどチームが少ない。
- 5〜8チームは大人数のクラス向けで、1チームを5〜6人に保てます。チームが多いと順番がなかなかまわってこないので、チームビンゴやベルをならせのように、全チームがすべての問題に参加するゲームを選びましょう。
Olyの無料プランは2〜4チーム、Oly Proでは最大8チームで遊べます。
明日から使えるチームのルーティン
- 列で分けるか、先週のチームのまま。1分以内。
- チーム名に1分(任意)。
- チームの中で番号をつけるか、名簿を貼りつける。
- ルールを一度だけ説明する:「手伝ってもいいけど、答えるのは指名された人だけ」。
- 10〜15分遊ぶ。
- 次のゲームも同じチームで。
ほかのルーティン(落ち着き、ごほうび、復習)も知りたいですか?学級経営に役立つ授業ゲームのガイドからどうぞ。今すぐ試すなら、ライブラリからゲームを1つ選んで、次のクラスで遊んでみてください。


