2026年10月30日

テスト前の復習ゲーム:本当にうまくいく進め方

クラスがまだわかっていないことが見える復習ゲームの進め方。目的に合うゲーム選び、大事な問題は得点2倍、まちがえた語のフォロー。

テストの前日、多くのクラスで復習ゲームをします。よくあるのはこんな流れです。できる子がぜんぶ答え、クラスは楽しみ、1つのチームが勝ち、それでもだれがテストの準備ができているのか先生にはわからない。復習ゲームが役に立つのは、全員に内容を思い出させ、クラスがまだまちがえることを先生に見せてくれるときだけです。

1つの画面で、クラス全員がチームに分かれて、その両方ができる復習ゲームのかんたんな進め方を紹介します。

ゲームではなく、テストから始める

ゲームを選ぶ前に、テストで実際に何が問われるかを書き出しましょう。1つのゲームに10〜20項目あれば十分です。大事な単語、主な事実、児童・生徒が目にする問題の形式。

  • 単語テスト? 同じ単語を、いくつもの形式で出しましょう。絵から単語、単語から意味、リスニング、スペル。 スペルや最初の文字の練習には、ABCリングがアルファベットを1周し、文字ごとにヒントを出します(英語のセットのみ)。
  • 文法テスト? テストと同じ形の文の問題を自分で書きましょう("She ___ (go) to school yesterday")。
  • 教科のテスト(算数・数学、理科、歴史・地理)? 本番と同じように、選択問題、○×問題、記述問題をまぜましょう。

Olyでは、テストの範囲の教科書のページ(写真を撮るだけ)や単語リストから、または自分の問題を question | answer | wrong, wrong の形で貼りつけて、セットをつくれます。Olyが問題を書き、遊ぶ前にどの問題でも変えられます。よくある単元なら、ライブラリにコピーして編集できる既成のセットがあるかもしれません。

目的に合わせてゲームを選ぶ

同じ問題セットがどのゲームでも使えるので、何を知りたいかでゲームを選びましょう。

「全員を確認したい」

全チームがすべての問題に答えるゲームを使いましょう。ベルをならせでは、各チームがミニホワイトボードに答えを書き、いっせいに上げます。正解したチームにチェックを入れれば、どのチームが単語をつづれるか、計算を解けるかがひと目でわかります。まちがえるとハートが1つ減り、最後まで残ったチームがベルを鳴らします。

ほかのチームの番のうしろにかくれる子がいないので、理解のぬけを見つけるのにいちばんいい復習ゲームです。

「たくさんの問題を、すばやく」

ターンが短い順番制のゲームを使いましょう。定番はタイルめくりです。正解すると、得点、星、爆弾、マグネットのどれかが入った箱が開きます。ターンが速く、最後まで得点がひっくり返る可能性があるので、どのチームも最後まであきらめません。15分ほどで12〜20問こなせます。

「全チームに聞きつづけてほしい」

チームビンゴでは、各チームが答えの書かれた3×3のカードを持ち、問題ごとにその答えがあるすべてのカードにスタンプが押されます。チームは自分の番だけでなく、すべての問題を追いかけます。語彙にも、答えが短いどの教科にも向いています。

「単元によって難しさがかなりちがう」

チャレンジボードでは、チームが1〜5つ星のタイルを選び、問題の難しさがタイルに合わせて変わります。難しい問題にだれが対応できるかを見るのにいい方法で、自信のないチームもかんたんな問題で得点できます。

「クラスがテストで緊張している」

テストで不安になるクラスもあり、競争型のゲームはそれを悪化させることがあります。うみのタワーは協力型のゲームです。海が上がってくる中、クラス全員で1つのタワーを建て、正解するたびに階が増えます。1人で負ける子はいませんし、みんなで力を合わせればほとんどわかっている、とクラスが実感できます。

大事な問題の得点を高くする

すべての問題が同じように大事なわけではありません。テストに必ず出る3問があるなら、2倍・3倍の問題にしましょう。Olyの編集画面で、問題の得点をタップすると×2か×3になります。大画面ではその問題に「得点×2」や「得点×3」のバッジが出て、チームがもらう得点がその倍数になります。得点の代わりにコマが進むゲームでは、そのぶん遠くまで進みます。つなひきなら、2倍の問題でロープを2歩引けます。

児童・生徒はすぐに気づきます。「これは2倍だ、きっと大事なんだ」。まさに伝えたいメッセージです。

やりすぎには注意。15問のセットに2〜4問の2倍・3倍の問題があれば、特別感が保てます。

復習は3ラウンドで

1つの長いゲームより、短いゲームを続けるほうが役に立ちます。

  1. ウォームアップ(5分)。 全員が単元を思い出せるように、かんたんな問題をいくつか。タイマーはなし。
  2. メインゲーム(10〜15分)。 セット全体を、1問20秒か30秒のタイマーで。本番のテストに近いペースになります。
  3. セカンドチャンス(5分)。 クラスがまちがえた問題だけ(下を参照)。

設定で横取りをオンにすると、まちがえたあとにほかのチームが同じ問題に答えられます。どのチームにもすべての問題を考える理由ができ、難しい問題には2つ目の答えも聞けます。

答える人を交代する

復習ゲームでは、いちばんできる子が毎回チームの代わりに答えてしまい、ほかの子のことが何もわからない、という危険があります。チームの中で番号をつけて毎ターン番号を呼ぶか、準備OKページに名簿を貼りつけて、Olyに毎ターン1人ずつ指名させましょう(「チーム3:はるとさんの番です!」)。チームメイトはひそひそ声で手伝えますが、答えるのは指名された子です。くわしくはチームをすばやく公平に分ける方法をご覧ください。

まちがえた語を使う

ほとんどの復習ゲームがとばしてしまう部分ですが、いちばん役に立つ部分です。ゲームが終わると、Olyのまとめに表彰台が出て、その下にクラスがまちがえた単語や問題が並びます。ボタン1つ、まちがえた語を復習で、それだけを使った新しいゲームができます。

使い方は2つあります。

  • すぐに、5分の「セカンドチャンス」ラウンドとして。くり返しに感じないように、別のゲームで。
  • 次の授業の最初に、ウォームアップとして。同じセットをもう一度開くと、準備OKページでも前回クラスがまちがえたものが表示され、そこから復習ゲームをつくれます。

まちがえたものは黒板にも書いて、なぜ難しかったのかを話し合いましょう。クラスが何度もまちがえる単語は、たいていはっきり教えられていなかった単語です。それがテストのあとではなく、前にわかるのです。

答えは秘密に

スマホでゲームを操作しましょう。クラスより先に答えが見え、「正解」「不正解」ボタンがあります。答えをばらさずに口頭の答えを確認したり、教室をまわってミニホワイトボードを読んだりでき、答えを全員に見せるのは先生が決めたときだけです。くわしくはスマホを教室のリモコンにをご覧ください。

復習の進め方を1つのリストに

  • テストそのものからとった10〜20項目
  • 目的に合ったゲーム:全員を確認するならベルをならせ、スピードならタイルめくり、全員に聞きつづけてもらうならチームビンゴ、緊張しているクラスにはうみのタワー
  • 大事な項目に2〜4問の2倍・3倍の問題
  • タイマーは20〜30秒、横取りはオン
  • 答える人を交代
  • まちがえた語を、すぐに、または次の授業で復習

ほかのルーティンは学級経営に役立つ授業ゲームのガイドをご覧ください。または、テスト範囲のページから復習ゲームをつくりましょう。

このゲームをためそう

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